「させていただく」の乱用注意
みなさん おはようございます。
デイリーマナー教室 小藤 弓(こふじ ゆみ)です。
本日もマナーに関する情報を
杜の都 仙台より更新いたします。
新規オープンの飲食店にて研修を担当しております。
「二代目 幸五郎」
上品で素敵な空間を堪能しながら、美味しい漢方牛が楽しめます。
4月24日(月)オープンです。
只今スタッフを募集しておりますので、お仕事をお探しの方は是非お問合せください!
本日のテーマ
『「させていただく」の乱用注意』
ある方の文章を拝見しました。
「させていただく」「させていただき」のオンパレード
みなさんも疑問を感じてくださいね。
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昨日は○○へ出張させていただきました。
その後に、○○でお参りしご利益をいただいてまいりました。
夕方はホテルで○○しながら、まったり過ごさせていただきました。
夜は友人のお店へ出掛け
とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。
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5~6行の文章で4度も「いただく」が入っています。
ずばり!クドイ
もし、上記の文章をストレートに読みやすくするならば
昨日は○○へ出張いたしました。
その後に、○○でお参りしご利益をいただいてまいりました。
夕方はホテルで○○しながら、まったり過ごし
夜は友人のお店へ出掛け、とても贅沢な時間でした。
丁寧にしようと考えすぎるため
安易に「させていだく」「いただく」を使ってはなりません。
文化審議会(文化科学省、文化庁より設置された審議会)の「敬語の指針」によりますと
「○○させていただく」は「○○する」の謙譲語
基本的には自分側が行うことを、相手側(第三者)の許可を受けて行い
そのことで、恩恵を受ける事実がある場合に使われます。
条件をどの程度満たすかにより
適切な場合と不適切な場合があるのです。
今朝もいい日
明日もいい日